【メディア掲載】ドローンジャーナルにて掲載していただきました!
ドローンショーが新たなビジネスに。ROBOZ、教育・海外展開で市場を開く
9月24日から25日の期間、「第4回ドローンサミット」が愛知県名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で開催。岐阜県で創業し、2024年に本社を愛知県名古屋市へ移転したROBOZが出展した。移転を機に同社が力を入れはじめたのが、屋内ドローンショー事業だ。今回は、石田代表に同社の取り組みついて聞いた。

ドローンショーを”身近なビジネス”に
ROBOZの石田氏は、「もっと多くの事業者に屋内ドローンショーに参入してもらい、業界全体を盛り上げたい」と語る。そのため同社では機体販売にも積極的だ。
展示会期間中の問い合わせのうち、約8割は既存のドローン事業者であるが、残りの2割はドローンとは無縁の企業だったという。「農業関係の企業が新たにドローン事業部を立ち上げ、空撮ではなくドローンショーから事業を始めるという話もありました。広告会社からも強い関心が寄せられています」と石田氏は語る。
ROBOZが請け負うドローンショーの内容は多岐にわたる。結婚式やショッピングセンターのイベント、企業の決算報告会、さらには友人の誕生日パーティーまで、ドローンショーは“特別な瞬間を演出する新しいツール”として浸透しつつある。
ROBOZはドローンショーの実施を請け負うほか、教育分野への導入にも力を入れている。従来、ドローン×教育といえば操縦訓練や法律講座、そして100g未満の小型ドローン「Tello」を使った初歩的なプログラミング学習が一般的だった。Telloで採用されるブロックのようにプログラミングを組み立てるスクラッチ形式は「前進する」「着陸する」といった簡単な命令を組み合わせるもので、高校生以上には物足りなさがあるという。そこで ROBOZでは、ドローンショーのプログラミングを教材として活用。高校・大学生向けのICT教育の一環として提供している。これについて石田氏は、「使用するアプリケーションは日本語対応で、直感的に操作できます。3Dプレビュー機能で動きを確認しながら調整も可能です。ドローンショーのプログラミングは形や色、動きを自由に組み合わせられるため、生徒たちの個性を表現できる教育素材として非常に優れています」と説明した。
この取り組みは、単なるプログラミング教育にとどまらず、“創造性を空に描く”学びの体験として注目を集めている。

韓国・釜山で1000機のショーを成功。海外進出を視野に
2025年9月、韓国・釜山港の北港親水公園一帯で開催された「2025 Busan World Drone Festival(BWDF)」では、ROBOZが初の屋外ショーを実施。1000機を同時運用するという大規模プロジェクトを成功させた。
石田氏は、「機体や技術スタッフは韓国企業に提供してもらい、ショーのアニメーションは私のアイデアを基に、ROBOZと現地チームで共同制作しました。ROBOZで作成したデータを現地機体向けに変換して使用したのです」と振り返る。使用された機体は性能が非常に高く、俊敏な動きに加え花火を噴出できる演出機能も備えていたという。
この成功により、ROBOZのドローンショー技術は国内外で注目を浴びた。今後はアジア各国との協業や海外公演も視野に入れており、「ドローンで“空のエンターテインメント”を創る」企業としての存在感を強めている。
