産業・調査
【日本初】夜間・目視外・危険物輸送を同時に実施 ― 上矢作町でのレベル3.5飛行実証実験を実施しました
2025年5月30日(金)、岐阜県恵那市上矢作町にて、日本で初めてとなる「夜間」「目視外」「危険物輸送」の3要素を同時に行うレベル3.5飛行によるドローン輸送実証実験を実施し、無事成功いたしました。
災害時の“電源確保”という課題に挑む
今回の実証は、災害時に孤立した地域で問題となる通信機器の電源確保という課題を解決することを目的とし、夜間に発災した孤立地域へのポータブルバッテリー輸送を想定して行われました。
飛行中、ドローンの灯火ランプが夜空を照らす様子は、まさに被災地に届けられる“希望の光”のようであり、現地関係者からも感嘆の声が寄せられました。
全自動航行と非事業者対応型の荷下ろしシステムを採用
さらに今回の実証では、ドローン事業者の派遣が困難なケースを想定し、離陸から着陸までを全自動で航行する運用を行いました。加えて、到着後の荷物の取り出しについてもドローン事業者以外の方でも対応可能な設計とし、実用性の高い技術検証を実現しました。
今後の社会実装に向けて
このような取り組みは、災害時の物資輸送手段としてのドローン活用の新たな可能性を提示するものであり、今後の社会インフラの一部としての実装に向けた大きな一歩となりました。
弊社では、今後も地域社会の課題に寄り添い、最新の技術と実証を通じて、安全で持続可能な未来の実現に貢献してまいります。