中京学院大学にてドローンICT授業を実施
〜未来のドローン運航プランナー育成に向けて〜
ROBOZは、2025年4月、中京学院大学にて「ドローンに関するICT授業 〜空のルートはこう作る!〜」と題した特別授業を実施いたしました。本講座は、ドローン運航の基礎から社会実装に向けた応用までを学ぶ実践的な教育プログラムとして位置づけられています。
授業の概要
授業は、自動航行ドローンによる実際の運用事例紹介からスタートしました。離島への生活物資輸送、災害時の被災状況確認、河川巡視・点検など、ドローンがもたらす社会インフラ変革の可能性について理解を深めました。
続いて、将来の主流となる「まかせる運航(自律飛行)」に必要な設定項目(離着陸地点、ウェイポイント、高度、飛行速度など)と、それを支える3層の基準(公的基準、組織基準、エビデンス管理)についても具体的に学習しました。
ドローン運航に必要な知識の習得
安全かつ効率的な運航を実現するために、以下のような知識についても講義を行いました
- 運航ルート設計とリスク評価
- 航路設定と気象情報の確認方法(気象庁データ、風速予報等)
- 機体情報の把握とLTE通信エリアの確認
- 運航に必要な技能証明や法令順守のポイント
- 実践ワークショップ:医療物資の空輸シナリオ
講義の後半では、実践的なワークショップを実施。参加者は地図上に安全な飛行ルートを描き、地形や人口密度、通信環境などの観点からリスクを洗い出し、適切な高度と航路を設計しました。
「空の交通ディレクター」として、人が計画しシステムが運航を担う時代に求められる判断力と設計力を体験的に学ぶ貴重な機会となりました。
今後に向けて
本講座を通じて、参加した学生の皆様が「未来の空をデザインする力」を身につけ、将来のドローン運航プランナーとして活躍されることを心より願っております。
ROBOZでは、今後も教育機関や自治体、企業との連携を通じて、ドローンを活用した次世代社会の構築に貢献してまいります。